NEDO ワシントン事務所:デイリーレポート

2008年

■ エネルギー・環境・産業技術関連では、以下のような動きがあった

11月19日号

国立再生可能エネルギー研究所と太陽エネルギー産業、太陽エネルギー資源測定所の第一号をアリゾナ州に配備

エネルギー省(DOE)傘下の国立再生可能エネルギー研究所(NREL)が、NREL太陽エネルギー資源および気象調査計画(Solar Resource and Meteorological Assessment Project = SOLRMAP)の一環として、アリゾナ州に太陽エネルギー資源測定所の第一号をIberdrola Renewables社と共同で配備した。この測定所では、設置されたIrradiance社製の回転影帯放射計(rotating shadowband radiometer)を使って、太陽光の強さと一貫性(consistency)を記録することになっている。

SOLRMAPは、太陽エネルギー資源の長期的かつ正確な測定を行うことを目的とするNRELと太陽エネルギー産業のコラボレーションで、ここで収集された情報は、集光型太陽発電所といった商用の太陽エネルギー変換(solar energy conversion)プロジェクト着手に伴うリスクを最小化するうえで役立つ技術的分析に統合されることになっている。

NRELでは、SOLRMAPのデータを既存する地域太陽放射ネットワーク(regional solar radiation network)のデータと組み合わせ、解像度10キロメートルの米国太陽エネルギー資源データのデータベースを支援するモデルをアップグレードする意向であるという。(RenewableEnergyWorld.com, November 17, 2008)


オバマ次期大統領による、大統領選挙後初の気候変動に関するスピーチ

ビデオに収録した気候変動に関するスピーチで、オバマ次期大統領は、温室効果ガス(GHG)排出抑制の為に連邦cap-and-trade型制度を開始するという選挙公約の履行を手始めに、気候変動問題に着手していくことを約束した。このビデオ収録スピーチは11月18日、ロサンゼルス市で開催されている州知事世界気候サミット(Governors' Global Climate Summit)の席で公開された。

オバマ次期大統領は、米国のGHG排出量を2020年に1990年水準まで削減し、21世紀半ばまでには80%の削減を行う意向を語ったほか、民間部門によるソーラー・風力・バイオ燃料・原子力・クリーンコール技術投資を刺激するために年間150億ドルを拠出することを誓った。また、今年12月にポーランドのポズナンで開催される気候交渉に触れ、ポズナン会議では自分は未だ大統領ではないものの、会議にオブザーバーとして出席する米国議員にポズナン会議で学んだことを自分に折り返し報告するように要請したと述べ、更には、自分が大統領に着任すれば、米国は再度こうした交渉に精力的に従事して、気候変動に関する世界協力の新世紀を築いていくために一役かうつもりであると発言した。

州知事世界気候サミットは、Arnold Schwarzeneggerカリフォルニア州知事(共和党) 、Rod Blagojevichイリノイ州知事(民主党)、Carlie Cristフロリダ州知事(共和党)、Jim Doyleウィスコンシン州知事(民主党)、Kathleen Sebeliusカンザス州知事(民主党)によって計画・主催されたもので、オーストラリア、ブラジル、チリ、中国、インド、インドネシア、メキシコ、ポーランド、英国等の代表を含む約600名の参加がみられた。(Greenwire, November 18, 2008 ) 

 


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