NEDO ワシントン事務所:デイリーレポート

2010年

■ エネルギー・環境・産業技術関連では、以下のような動きがあった

10月6日号

オバマ政権、ホワイトハウスに太陽光パネルを設置すると発表

2010年4月以来、5万を超える署名を集めたソーラー産業によるSolarOnTheWhiteHouseキャンペーンの努力が実り、10月5日に開催された2010年GreenGov Symposiumの席でホワイトハウス環境問題委員会(Council on Environmental Quality =CEQ)のNancy Sutley委員長とエネルギー省(DOE)のSteven Chu長官が、ホワイトハウスの屋根に太陽光パネルと太陽熱温水器を設置することを発表した。

ホワイトハウスには1979年6月、カーター元大統領によって、再生可能エネルギー開発への米国コミットメントを示す象徴として32の太陽熱温水器が設置 されていたが、その後の石油価格低下で再生可能エネルギー開発の熱意が衰退し、1986年にはレーガン元大統領によって撤去されていた。

DOEによると、ホワイトハウスに太陽光パネルと太陽熱温水器を設置するプロジェクトは、米国のソーラー技術が利用可能で信頼でき、いつでも全国の家庭に 設置できる状態にあることを世界に示すDOE実証プロジェクトの一環であるという。DOEでは、設置を担当する会社を選定するため、直ちに競争公募を開始 する予定であるという。

この発表を受け、太陽エネルギー産業協会(Solar Energy Industries Association)のRhone Resche会長は、全米で最も重要な家の屋根に太陽光パネルを設置することは、エネルギーを作り出す方法を再考するようアメリカ全国民に呼びかけるものであり、国民一人一人によるエネルギー安全保障向上への貢献方法を示す手本であると評価する声明を発表した。

今回の発表は、カリフォルニア州ロサンゼルス市で開催(10月12-14日)される全米最大の太陽光技術展示会を目前に控えたタイミングの良い発表となった。

(U.S. Department of Energy News Release, October 5, 2010; www.renewablenergy.com, October 5, 2010)

 

エネルギー省、第二回ARPA-E エネルギーイノベーションサミット開催を発表

エネルギー省(DOE)が10月6日、第二回ARPA-E エネルギーイノベーションサミットをワシントンDC郊外のGaylordコンベンションセンターにおいて2011年2月28日から3月2日まで開催する予定であると発表した。

次世代クリーンエネルギー技術の開発・普及についての意見交換を目的とする第二回サミットの目玉は、ARPA-E支援のプロジェクトから選ばれた100以 上の展示品を含むテクノロジーショーケースで、グリッドスケールのエネルギー貯蔵からパワーエレクトロニクス、電気自動車用バッテリーからビルの省エネル ギー、先進炭素回収からエレクトロ燃料(electrofuel)といった分野を網羅する。更に、ARPA-Eに提出されたプロジェクトで、有望ながらも ARPA-Eでは支援出来なかった数多くのプロジェクトも紹介されるという。

ARPA-E、クリーンテクノロジー・持続可能産業機構(Clean Technology and Sustainable Industries Organization)が、全米ベンチャーキャピタル協会(National Venture Capital Association)とKauffman財団の協力を得て共催する第二回ARPA-Eサミットには、Steven Chuエネルギー長官やArun Majumdar ARPA-E局長の他に、数多くの業界リーダーがスピーカーとして参加する予定であるという。

(U.S. Department of Energy News Release, October 6, 2010)

 

 

 

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