NEDO ワシントン事務所:デイリーレポート

2011年

■ エネルギー・環境・産業技術関連では、以下のような動きがあった

1月7日号

ゼネラル・モーターズとLG Chem、アルゴンヌ国立研究所からバッテリー技術の使用ライセンスを取得

ゼネラル・モーターズ(GM)が2011年1月6日、電気自動車の普及推進に極めて重要なバッテリーの性能向上のために、エネルギー省(DOE)傘下のアルゴンヌ国立研究所と、同研究所が開発した複合陰極材料(composite cathode materials)の使用に関するライセンス契約を交わしたと発表した。GM VenturesのJon Lauckner社長によると、現在及び将来の電気自動車に使用する、より安全で寿命の長い、更には低価なバッテリーパックの開発に役立てる意向であるという。

GM製シボレー・ボルトにリチウムイオン電池を供給している韓国のLG Chem社もまた、陰極材料の使用ライセンス契約を1月6日に、アルゴンヌ国立研究所と別個に交わしたと発表した。LG Chem社のライセンス契約は米国市場のみに限定されたものではあるが、LG Chem社はGM以外の会社に供給する電池セルの開発にも陰極材料を利用することが可能となる。LG Chem社のリサーチディレクターであるMohamed Alamgir氏によると、同社がDOEグラント(総工費は3億30万ドルで、DOE助成は1億5,140万ドル)でミシガン州ホーランド市に建設中の新工場において、2012年からLG Chem製の電池セルに陰極材料を利用していく計画であるという。

連邦政府は電気自動車の開発・実用化推進にここ2年間で数十億ドルを投資してきたが、今回のGMおよびLG Chem社とのライセンス契約によって、DOEは自省が資金提供する研究の業績を誇示する機会を得たといえる。DOEのCathy Zoi次官代理はロイターとの電話インタビューで、このライセンス契約は科学とイノベーションへ投資することのベネフィットを明示するものであると語っている。

(Reuters Business & Financial News, Januar 6, 2011)

 

 

 
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