NEDO ワシントン事務所:デイリーレポート

2011年

■ エネルギー・環境・産業技術関連では、以下のような動きがあった

1月12日号

2010年のクリーンエネルギー投資、これまでの記録を更新し、2,430億ドル

Bloomberg New Energy Finance(BNEF)社が2011年1月11日に発表したデータによると、2010年の世界的クリーンエネルギー投資は、公設市場投資家の間にあったクリーンエネルギー部門への疑念とは裏腹に、2009年より565億ドル増えて2,430億ドルに達したという。巨大な中国市場、オフショア風力の拡大、及び、欧州のホットな太陽光発電市場が、今回の投資増大の主要因であるという。

BNEFが発表した投資データ分析の概要は下記の通り:

  • 小規模分散型発電プロジェクトへの投資が2009年比91%増で、596億ドル。特にドイツにおけるルーフトップ型その他小規模太陽光発電プロジェクトが目だったが、米国やチェコ、イタリア等でも顕著であった。
  • 中国の投資は30%伸びて511億ドルで、一国としては最大の投資額であった。2009年に南北アメリカを追い抜いたアジア・オセアニア諸国は、2010年にはクリーンエネルギー投資世界一の欧州・中東・アフリカとのギャップを大幅に縮小した。
  • オフショア風力への投資も、ベルギー沖のThornton Bankプロジェクト(15億ドル)やドイツのBorkum West II プロジェクト(10億ドル)を始めとして、好調であった。
  • クリーンエネルギー技術研究開発への官民投資は2010年に355億ドルという記録的レベルに達した。内訳は、政府投資が210億ドル(2009年は158億ドル)、民間企業投資が144億ドル(2009年は128億ドル)。
  • ベンチャーキャピタルや非公開株式(プライベート・エクイテイ)投資も順調で、2009年レベルから28%増えて88億ドルとなった。
  • セクター別では、太陽光発電への投資の伸びが最も顕著で2009年比49%増の893億ドル;風力発電は31%増えて960億ドル;スマートグリッドや電気自動車といったスマートエネルギー技術は27%増で239億ドル。一方、バイオ燃料への投資は79億ドル、バイオマスや廃棄物発電(WTE)への投資は116億ドルで若干の縮減となった。

(Renewable Energy World, January 11, 2011)

 

 

 
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