NEDO ワシントン事務所:デイリーレポート

2011年

■ エネルギー・環境・産業技術関連では、以下のような動きがあった

6月24日号

国防高等研究計画局(DARPA)、クラウドソースで作った戦闘支援車両を公開

国防高等研究計画局(DARPA)の支援でLocal Motors社が製造した戦闘支援車両のすごさは、見かけの格好良さだけでなく、開発期間を5分の1に縮減する可能性を持つ新しい製造アプローチで作られた産物であることにある。 DARPAは、数年かかる一般的な契約方式を取らず、クラウドソース(crowd-source)を利用するアリゾナ州のカーデザイナーであるLocal Motors製の車体を選定して、同社に数ヶ月間で新型車両を製造するよう求めた。

Local Motors社は、2011年2月10日から3月10日までの4週間、自社製の車体をベースとした戦闘支援車両のデザインを一般市民から募集するコンテスト(賞金7,500ドル)を実施。数百名の起業家から質の高いデザイン162件を受理し、14週間の製造期間で写真の戦闘支援車両を完成させた。このDARPAチャレンジの効率性は、クラウドソーシングと小企業が国防省の先端製造にもたらし得る影響を明示するものである。

 

オバマ大統領は本日、先端製造パートナーシップ(Advanced Manufacturing Partnership =AMP)のキックオフでピッツバーグのカーネギーメロン大学を訪問するが、この車両がその理由を物語っていると言える。AMPは最先端技術へ投資する産官学の国家コラボレーションで、米国製造業の構想段階から製造現場までの時間短縮やコスト削減の助長、および、高度な職の創出と米国製造業の国際競争力強化を目標としている。オバマ大統領は、製造プロセスを短縮し、雇用創出を助長する多様な次世代技術プロジェクトをカーネギーメロン大学で見学した後、RedZone Robotics社の下水管検査用の自立ロボットカメラ(autonomous robotic camera)や、P&Gの新しいモデリング・シミュレーションソフトを見る予定である。

(White House Blog, June 24, 2011; Local Motors Competition announcement; www.wired.com news room, February 3, 2011)  


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