NEDO ワシントン事務所:デイリーレポート

2012年

■ エネルギー・環境・産業技術関連では、以下のような動きがあった

5月30日号

オバマ政権、先端製造クラスターの強化を目的とする多省庁合同コンペを開始

オバマ政権は5月29日、「先端製造業の雇用・イノベーション促進チャレンジ(Advanced Manufacturing Jobs and Innovation Accelerator Challenge)」という総額2,600万ドルの多省庁合同コンペを発表した。

官民パートナーシップを通じてイノベーション発の雇用創出を助長することを狙いとする今回のチャレンジは、2011年に開始された雇用促進イニシアティブの第三弾(注:1)となるもので、地域の経済開発チャンスや先端製造資源との関係強化によって地域の産業クラスターの成長を助ける提案; 高質で持続可能な雇用を地域が創出する能力を増進する提案; 先端製造業に従事する熟練した多様な労働力を養成する提案; 輸出を増加させる提案; 小企業の発展を助長する提案; 技術イノベーションを促進する提案を求めている。

今回のコンペには、商務省の経済開発局(Economic Development Administration =EDA)、商務省の国立標準規格技術研究所(NIST)、エネルギー省(DOE)、労務省の従業員雇用・訓練事業団(Employment and Training Administration =ETA)、中小企業局、及び全米科学財団(NSF)の6機関が資金を提供する他、農務省、教育省、住宅都市開発省(HUD)、環境保護庁(EPA)、デナリ委員会(Denali Commission)、商務省の国際貿易委員会(ITC)やマイノリティ企業開発局(MBDA)及び特許商標局(PTO)の8機関も支援を約束している。

プロジェクト提案の募集締め切りは2012年7月9日で、競争型省庁間グラントプロセス(competitive inter-agency grant process)によって約12件のプロジェクトが選定される見通しである。(Department of Energy News Release, May 29, 2012;Department of Commerce Blog Jobs and Innovation Accelerator Challenge Winners Announced, September 22, 2011;Grant.gov Rural Jobs and Innovation Accelerator Challenge)

 

 

 

 

 

 


注釈:

1: 第1回目コンペティションは2011年5月に発表された「雇用・イノベーション促進チャレンジ」。商務省のEDAと労務省のETA及び中小企業局が総額3,700万ドルを提供するイニシアティブで、20件のプロジェクトが選定されている。同チャレンジの目的については、2011年5月23日号デイリーレポートを参照されたし。 第2回目のコンペティションは2012年3月8日に発表された「地域の雇用・イノベーション促進チャレンジ(Rural Jobs and Innovation Accelerator Challenge)」。高いポテンシャルを持つ産業クラスター(再生可能エネルギーや天然資源や食料生産、地域ツーリズムや先端製造業等)との繋がりを強化することによって、地域特有の機会やギャップに対応する専用の解決策を支援することを目的とするイニシアティブで、商務省のEDA、農務省、アパラチア地方委員会及びデルタ地域公社が総額1,500万ドルを提供。5月9日にプロジェクト提案の受付が締め切られた。

 


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