NEDO ワシントン事務所:デイリーレポート

2012年

■ エネルギー・環境・産業技術関連では、以下のような動きがあった

9月13日号

エネルギー省、屋上PV装置設置コストの大幅低減を狙ったSunShotプライズの開始を発表

エネルギー省(DOE)が9月12日、「SunShot」イニシアティブの一環として、屋上太陽光発電(PV)装置の設置を現在よりも迅速、容易かつ安価に行うこと狙った新規コンペティションの開始を発表した。「SunShot」プライズは、米国の家庭やビジネス向けの小規模PVシステムのハードウェア以外(注:1)のソフト・コスト(soft cost)を1ワットあたり1ドル($1/W)まで引き下げることを実証した最初の3チームに総額1,000万ドルの賞金を授与するというプログラムで、この概念(注:2)についてはChuエネルギー長官が2012年6月13日に発表していた。

PVハードウェアのコストはここ数年で空前の値下がりを見ているものの、住宅や小企業向けのPVシステム総費用の50%はプラグイン関連のソフト・コストであるため、現在はこのコストの大幅削減が2020年までに太陽光発電をコスト競争力あるものにする上での最大の課題となっている。今回日発表された「SunShot」プライズでは、ソフト・コストを65%以上も削減という野心的な目標を立てている。

コンペティションの第1フェーズでは、5,000件の小規模(2〜15キロワット級)屋上PV装置を$2/W(内、ソフト・コストは$1/W)で設置することに成功した最初のチームに500万ドル、2位のチームに150万ドル、3位のチームに75万ドルの賞金が、第2フェーズでは、1,000件の小規模屋上PV装置を$1/Wのソフト・コストで追加設置した最初のチームに200万ドル、2位のチームに50万ドル、3位のチームに25万ドルの賞金が授与される。

コンペティションで第1位となったチームには、賞金のほかに、「米国で最も手頃な価格の屋上太陽光発電(America's Most Affordable Rooftop Solar)」プライズの勝利者という名誉も正式に与えられるという。(DOE News, September 12, 2012;SunShot Prize: Race to the Rooftops Competition Rules, September 12, 2012)

 

 

 


注釈:

1: 許認可手続きや相互接続、及び検査費用等。

2: Chu長官がコロラド州デンバー市で開催された「SunShot」グランドチャレンジ・サミット会場で行った新規コンペティション発表については、2012年6月14日のデイリーレポートを参照されたし。

 


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