NEDO ワシントン事務所:デイリーレポート

2012年

■ エネルギー・環境・産業技術関連では、以下のような動きがあった

10月1日号

ユタ州立大学の研究チーム、チーズの残留物からバイオディーゼル燃料を製造

ユタ州立大学の研究チームが、大量生産されるチーズの残留物を使ってバイオディーゼル燃料を製造した。ユタ州立大学のLance Seefeldt生化学教授が率いる研究チームは、酵母バイオ燃料(yeast bilouel)と呼ばれるバイオディーゼル燃料を製造するため、工場でチーズを大量生産する際に発生する水っぽい黄色の残留物に微生物(イースト菌)を入れて、乳糖を油に変換。このペースト状の 混合物から脂質を抽出し、それをバイオ燃料に変換した。

Seefeldt教授によると、チーズ製造工場からは毎日最高100万ガロンのチーズ残留液が発生し、これで推定6.6万ガロンの燃料を生産可能であるという。

酵母バイオ燃料は、通常のディーゼル燃料の代替として利用可能であるほか、排ガスが焼きたてのパンのような甘い匂いを放つという。(Greenwire, October 1, 2012)

 

大統領候補者の第1回テレビ討論会、経済問題に関連して討議が予想されるエネルギー政策

2012年10月3日にコロラド州デンバー市で行われる第1回目の大統領候補テレビ討論会は「経済」一色となる見通しであるが、環境保護者やエネルギー業界支持者、及び政治評論家等は、経済問題中心ということはエネルギー政策に関する発言にかなりの時間が割かれるではないかと見ている。

大統領候補討論会委員会が発表したスケジュールでは、第1回大統領候補テレビ討論会は最初の45分間が「経済」で、その後に「ヘルスケア」、「政府の役割」、「統治(governing)」について各15分づつの討議となっており、エネルギー政策は、第1回テレビ討論会のモデレーターを務めるJim Lehrer氏が尋ねるトピックとしては特記されていない。しかしながら、エネルギーが国家安全保障や環境問題であるだけでなく経済問題となっていることから、ConservAmerica のJim DiPeso政策本部長は、バラック・オバマ大統領とミット・ロムニー元マサチューセッツ州知事は政府が推進すべきエネルギー資源や技術についての意見を散りばめることになるだろうと語っている。

石油・天然ガス業界の支持者等はKeystone XLパイプラインや国有地での石油・ガス掘削についての質問を希望し、シエラ・クラブやEnvironmental Defense Fundを始めとする環境保護団体の連合は気候変動に関する具体的な質問をテレビ討論会のモデレーターに要請しているが、仮にこれらの質問がテレビ討論会で問われたとしても、両候補者が選挙遊説で発表していない新たな見解や提案が出る可能性は殆どないと見られている。(Greenwire, October 1, 2012)

 

 

 


Top Page