NEDO ワシントン事務所:デイリーレポート

2012年

■ エネルギー・環境・産業技術関連では、以下のような動きがあった

12月7号

エネルギー省、太陽光発電の系統問題解決に向けてSunShotイニシアティブで2,900万ドルを投資

エネルギー省(DOE)は12月7日、Sunshotイニシアティブの一環として、価格が手頃で信頼できるクリーンエネルギーを米国の家庭やビジネスに供給することを目標とする4件のプロジェクトに2,900万ドルを投資すると発表した。

Steven Chuエネルギー長官は、ソーラーパネル価格がここ数年で劇的に低下した一方で、家庭やビジネスにソーラーパネルを設置する際のコストと時間の削減や、再生可能エネルギーの系統への統合を助長することが必要となっていることを指摘。今回選定されたようなプロジェクトは太陽光発電のコスト削減を助長し、米国家庭やビジネスが手頃な価格のクリーンエネルギーへアクセスすることを容易にするものであると語った。

今回発表されたアワードは、一日で購入・設置・運転が可能な「プラグ・アンド・プレイ(plug-and-ply)」式太陽光発電システムを開発する研究と、高度な太陽光発電予測ツールを開発する研究に二分されている。

1. 「プラグ・アンド・プレイ」式太陽光発電システムに5年間で2,100万ドル

  • フラウンホーファーUSA社の持続可能なエネルギーシステム・センター(Fraunhofer USA, Inc. Center for Sustainable Energy Systems)
    • 所在地は マサチューセッツ州ケンブリッジ市
    • 住宅所有者が自家にピッタリのシステムを容易に選択し、設定済みシステム(configured system)を購入し、最小限の手助けでルーフトップにシステムを設置し、設定済みケーブルで安全にシステムを繋ぎ、PV対応スマートメーターに接続することを可能にする、技術・部品・システム・基準を開発するプロジェクト。

  • ノースカロライナ州立大学のFREEDMシステムズ・エンジニアリング・センター(FREEDM Systems Engineering Center)
    • 所在地はノースカロライナ州ローリー市
    • どのような住宅の屋根にも適応し、迅速かつ効率的な設置・系統接続が可能な標準規格のPV部品とシステムを開発するプロジェクト

     

2. 確実な太陽光発電予測に800万ドル

  • 大気研究大学連合(University Corporation for Atmospheric Research)
    • 所在地はコロラド州ボールダー市
    • 太陽放射(solar radiation)の測定方法、雲の観測方法、及び現在予報(nowcasting)を介した[雲の]影響予報方法を研究するプロジェクト。同研究チームはまた、雲の形成に影響を及ぼすエアロゾルや煙霧、及び飛行機雲を監視・数量化する方法を開発するほか、観測に基づいた雲特性短期予報技術を開発する。
    • DOEからの助成額は420万ドル

  • IBMのトーマス・J・ワトソン研究センター(Thomas J. Watson Research Center)
    • 所在地はニューヨーク州アーモンク市
    • ビッグデータ処理とクラウド・モデリング(cloud modeling)を使うワトソン・コンピューター・システムを基にした新プロジェクト。 [天候]予報の正確度を大幅に改善するため、深い機械学習(deep machine learning)と自動調整投票アルゴリズム(self-adjusting voting algorithm)にてこいれしたWatt-sun技術の開発を目指す。

(Department of Energy News, December 7, 2012; Solar Knoxville 'Sunshot Initiative: Plug-and-Play Photovoltaics' December 7, 2012; Denver Post 'Colorado receives $4.2 million to make solar energy cost-competitive' December 7, 2012; Department of Energy article, 'Beyond "Partly Sunny": A Better Solar Forecast' December 7, 2012)

 

 


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