NEDO ワシントン事務所:デイリーレポート

2013年

■ エネルギー・環境・産業技術関連では、以下のような動きがあった

8月9日号

AUTM、大学の技術移転が米国経済に大きく貢献したことを示すアンケート・データを発表

大学技術マネージャー協会(Association of University Technology Managers =AUTM)が8月5日に発表したアンケート調査結果により、大学の技術移転専門家が景気後退期にも米国経済に大きく貢献していたことが明らかとなった。

AUTMが発表した調査データ『2012年度の米国ライセンス活動サーベイ:ハイライト(U.S. Licensing Activity Survey: FY2012 HIGHLIGHTS)』によると、大学のライセンス供与とスタートアップ活動は2012年度にも引続き堅調であり、特許交付数も大幅に増えたほか、ランニング・ロイヤルティ(出来高払い特許料)も飛躍的に増大したという。今回のアンケート調査の主な結果は以下の通り:

  • 成立したライセンス契約数は、前年度4.7%増の5,130件。
  • 成立したオプション契約数は、7.8%増で1,242件。
  • 2012年度設立のスタートアップ企業数は、前年度5.1%増の705社。
  • 新開発された製品数は、前年度と同じ591製品。
  • 2012年度の研究費は2011年度比4.1%増の637億ドル。
    • 連邦政府資金による研究費は前年度とほぼ同額で400億ドル。
    • 産業界出資の研究費は2.4%増の41億ドル。
    • その他からの研究費は10.7%増で189億ドル。
  • 2012年度の新たな米国特許出願数は7.2%増の14,224件。
  • 2012年度の新たな海外特許出願件数は3.6%減で1,150件。
  • 2012年度の米国特許交付数は9.5%増えて5,145件。
  • ライセンス収入総額は2011年度比6.8%増の26億ドル。
    • ランニング・ロイヤルティは30.2%増で19億ドル。ランニング・ロイヤルティを生んでいるライセンス総数は5.4%増の9,640件。100万ドル以上のランニング・ロイヤルティを生んだライセンスの数は5.7%増の224件。
    • 資本収入(Cashed-in equity)は前年度比1.0%減の6,400万ドル。
    • その他収入が2.7%増で4億6,160万ドル

AUTMは2012年度アンケート調査を299の米国機関(内訳は、大学とカレッジが232、病院と研究機関が61、国立研究所が2、第三者技術投資企業が4社)に送付。この内の194機関(161の大学、32の病院・研究機関、及び第三者技術投資企業が1社)から回答があった。2012年度アンケート調査結果に関する詳細報告書は今年末に発表される予定である。

(AUTM Press Release, August 5、2013; AUTM "U.S. Licensing Activity Survey: FY 2012 HIGHLIGHTS, August 2013; SSTI Weekly Digest, August 7, 2013) 

 

 


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