NEDO ワシントン事務所:デイリーレポート

2016年

■ エネルギー・環境・産業技術関連では、以下のような動きがあった

8月2日号

エネルギー省、バイオマスを炭化水素バイオ燃料へ転換する方法の開発に1,130万ドルの助成金を交付

エネルギー省(DOE)は8月2日、市場需要等の外的要因に基いて燃料や製品の生産量を変更できる、バイオマスの炭化水素バイオ燃料転換方法(biomass-to-hydrocarbon biofuels conversion pathway)を開発するため、3件のプロジェクトに総額1,130万ドルの助成金を給付すると発表した。DOEのバイオエネルギー室が、MEGA-BIO:Bioproducts to Enable Biofuelsの下で支援するプロジェクト3件の概要は以下の通り:

  • Dow Chemical社(ミシガン州ミッドランド) … LanzaTech社およびノースウェスタン大学と協力し、バイオ燃料へのパスウェイとして、バイオマス由来の合成ガスを脂肪アルコールへと生変換するプロセスを開発。バイオ合成ガスの発酵や中間体である脂肪アルコールの生産は、化学市場、および脂肪アルコールと派生物の利益高な利用にてこ入れするまたとないチャンスを提供することになる。21世紀エネルギー・水資源システムを構築し、学校を近代化し、高速ブロードバンド網の拡張を引続き支援する。

  • Amyris社(カリフォルニア州エメリービル) … Renmatix社およびTotal New Energies社と協力し、化粧品・化学物質・バイオ燃料といった多様な製品の生産で使われている「フェルネセン(farnesene)」を、現行のフェルネセン製造工程(サトウキビの糖蜜を使用する工程)と同価格でセルロース系糖類(cellulosic sugar)から生産する、製造に即利用可能なプロセス(manufacturing-ready process)を開発。

  • Research Triangle Institute(ノースカロライナ州リサーチ・トライアングル・パーク) … Arkema社およびAECOM社と協力し、バイオ燃料の生産と同時に、混合メトキシフェノール(mixed methoxyphenol)をバイオ原油から回収することの技術的フィージビリティ、経済性、および環境ベネフィットを調査。医薬品や食品香料、香水等の生産に使用される利益性の高いメトキシフェノールの回収は重要な収入源を提供することになり、2022年までに先進バイオ燃料の生産コストをガソリン換算で1ガロンあたり3ドルにするという目標の達成に役立つ。

 

(DOE Office of Energy Efficiency & Renewable Energy Articles, August 2, 2016)

 



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